・ショックの定義:急性循環不全のために組織への酸素供給が障害されていること
・ショックには血圧低下と代償された血圧低下(=Pre shock)がある
→HR上昇で代償されていることがあり、Pre shockに気がつくことが大事。
・組織への酸素供給量=心拍出量(前負荷×後負荷×心筋収縮力×心拍数)×動脈血酸素含有量(1,34×Hb×SaO2/100×PaO2×0,003)×10
であるからショックの治療は下記が含まれる
・前負荷→輸液、後負荷→血管収縮薬、心筋収縮力→強心薬、心拍数→ペースメーカー、Hb→輸血、SaO2→酸素投与
ショックを鑑別し、対応を考える
・ショックの種類
分布異常性(末梢冷感なし);敗血症、アナフィラキシー、神経原性、副腎不全
循環血漿量減少性;出血、体液喪失
心原性(IVC拡張、頸静脈怒張、肺うっ血):心筋梗塞、弁膜症、不整脈
閉塞性(IVC拡張、頸静脈怒張):心タンポナーデ、緊張性気胸、肺塞栓症