テキストのPDF化について、メモを残しておきます。
検索可能なPDFをつくるまでの手順を記します。
自分は以下の方法で、1冊5分以内で作業していました。
(これまで50冊以上細断しました)
※個人利用を超えた取扱いは、著作権法で禁じられているのでご注意ください。
準備
・スキャナー
自分はScanSnap iX500を利用しました。
他のスキャナーで代用を試みたこともありましたが、他と比較しても、重なりを識別する能力が格段に上で、PDF化にはこれが一番おすすめです。OCR(文字識別処理)の機能や、PDF編集ソフト(Nuance PDFというAdobeと同等にPDFを編集できるソフト)も含まれています。
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・裁断機
中には数万円する高いものもありますが、個人的にはこれで十分です。
読み込む時間を考えたら、細断をそこまで急がなくてよいことがわかります。
(一気に裁断しても待ち時間が生じます)
上等なものは、学校の図書館や学務課などにも、あるかもしれませんので、頼んで貸してもらうのも手です。
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・PC(スマホでも可)
・ゴミ箱(紙のクズがでます)
※スキャナーと裁断機は、レンタルを利用することもできます。
短期間に一気に作業をするのであれば、レンタルを利用するのも有用かと思います。

DMMレンタル
作業
1,表紙を取り除く
厚紙でできた表紙ははじめに剥がします。
最初は度胸が要りますが、裁断すると決めたからには何も考えず剥がします。
2,10枚くらいずつ破っていく
手で本をペリペリを剥がしていきます。
10枚位であれば上述の裁断機にセットできるのでそれくらいずつまとめて剥がします。
3,裁断機で切る(あらかじめ裁断機に目印をつけておくと楽)
どのくらいの幅にするかきめて、剥がしたテキストを裁断していきます。
裁断せずにノリが紙についた状態でスキャンすると破れたりするので、全部裁断します。
4,おわったものからスキャナで読み取り
細断が済んだら、両面読み取りでスキャンしていきます。
解像度などはもともとの設定でOKだと個人的には思っています。
5,PCに取り込み後、OCR
作成したPDFは、右クリックでOCR処理(「テキスト検索可能にする」というところをクリック)ができるので、もし文字で検索をかけることが多い場合は、OCR処理をするのがおすすめです。設定により、保存時にOCR処理も同時に行うこともできます。
6,保存
好きな場所に保存していきます。
自分は一旦デスクトップに保存して、OCR処理をした後に、Google driveに保存してます。
Evernoteなどにも直接保存することができます。
まとめ
必要なテキストはPDF化して、いつでも参照できる状態にしておくと、とても便利です。
低い学年であれば、プリントなども読み込んでおいて、全ての資料をEvernoteに入れておくと、検索で関係するプリントやテキストが全部見つかる、というデータベースを作ることもできます。
(参照:学内試験のデータベース化についての記事)
PDFに追記したい場合も、最近はiPadとapple pencilがあれば、Goodnotesなどのアプリでキレイに書き込むことができます。
個人的には、早い段階でQBを裁断しておけば便利だったなぁと思っています。
(QB onlineだとやや使い勝手が悪いところもあるので)
おそらく、もっと詳しく書いてあるサイトも多いので、具体的な手順などはそちらをご参考にしてください。
ここまでお読みいただきありがとうございました。