必修ではこの疾患しかでない、というのを必修ガイドラインから科目別にまとめてみた

必修で出題される疾患は、ガイドラインに載っている疾患からしか出ない、という話を聞いたので、科目別にまとめてみました。

 

これを知っていると、

耳鼻咽頭科っぽい問題でめまい→良性発作性頭位めまい症一択

(ガイドラインにはそれしか該当する疾患が載っていない)

みたいな異次元の解き方ができるかもしれません。

 

以下、

国家試験ガイドライン 必修の基本的事項大項目12章 主要疾患・症候群

より抜粋しました。

 

漏れなどもしかしたらあるかもしれません。

また、自分の解釈が間違えている可能性もあるので、これを信じて本番で間違えた、ということがないように、どうか各自自己責任でご使用ください。

 

参照元:国家試験ガイドライン 必修の基本的事項大項目12章 主要疾患・症候群

クリックして0000128990.pdfにアクセス

 

必修ガイドライン 科目別疾患まとめ

A 消化器

胃食道逆流症<GERD>

胃静脈瘤、食道静脈瘤 

食道癌 

胃潰瘍、十二指腸潰瘍消化性潰瘍 

胃癌 

急性胃腸炎 

便秘症 

乳児下痢症 

急性虫垂炎 

炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎、Crohn病)

機能性消化管障害機能性ディスペプシア、過敏性腸症候群 

大腸癌

痔瘻、痔核

鼠径ヘルニア

腸閉塞

腸重積症

汎発性腹膜炎

B 肝・胆・膵

急性肝炎、慢性肝炎、脂肪肝

肝硬変、肝不全、肝性脳症

肝癌

胆石症、胆囊炎、胆管炎

急性膵炎、慢性膵炎

膵癌

C 循環器

不整脈 

先天性心疾患 

弁膜症(僧帽弁膜症、大動脈弁膜症 )

急性心筋梗塞、急性冠症候群、狭心症

心筋症、心筋炎 

高血圧症 

急性大動脈解離、大動脈瘤破裂

末梢性動脈疾患 

深部静脈血栓症、下肢静脈瘤

心不全、肺水腫 

D 代謝・内分泌

甲状腺機能亢進症、甲状腺機能低下症

糖尿病

脂質異常症

高尿酸血症、痛風

骨粗鬆症

乳癌

E 腎臓

急性糸球体腎炎症候群、慢性糸球体腎炎症候群、ネフローゼ症候群

糖尿病腎症

急性腎障害、慢性腎臓病

F 免疫・膠原病

アナフィラキシー

膠原病、免疫病 

関節リウマチ

全身性エリテマトーデス<SLE>

G 血液

鉄欠乏性貧血、二次性貧血

急性白血病、慢性白血病

播種性血管内凝固<DIC> 

悪性リンパ腫、骨髄腫

H 感染症

I 呼吸器

上気道炎、扁桃炎、気管支炎、細気管支炎

肺炎 

肺結核、肺真菌症 

気管支喘息(小児喘息を含む) 

慢性閉塞性肺疾患 

肺癌 

間質性肺疾患 

自然気胸、緊張性気胸、外傷性気胸

急性呼吸窮迫症候群 

睡眠時無呼吸症候群 

肺塞栓症 

J 神経

認知症        

緊張型頭痛、片頭痛

脳出血、くも膜下出血、頭蓋内血腫

脳梗塞、一過性脳虚血発作

Parkinson病

髄膜炎、脳炎、脳症 

熱性けいれん

てんかん

脳性麻痺

頭部外傷、脊髄損傷

K 中毒

アルコール依存症、薬物依存症

熱中症、寒冷による障害

食中毒

L 救急

→必修の基本的事項大項目11を参照

M 麻酔科

N 医学総論

O 小児科

→各科参照

P 産科

流・早産

妊娠高血圧症候群

Q 婦人科

更年期障害

子宮内膜症、月経困難症

子宮筋腫、子宮頸癌、子宮体癌

卵巣癌、卵巣囊腫

R 眼科

結膜炎、角膜炎           

白内障

緑内障

糖尿病・高血圧・動脈硬化による眼底変化

S 耳鼻咽頭科

急性中耳炎

良性発作性頭位めまい症

アレルギー性鼻炎

急性副鼻腔炎、慢性副鼻腔炎

T 整形外科

変形性脊椎症、脊柱管狭窄症

椎間板ヘルニア

変形性関節症

骨折

U 精神科

うつ病、双極性障害<躁うつ病>

統合失調症

不安障害パニック障害、社交<社会>不安障害

身体表現性障害(疼痛性障害、心気症)、心身症、ストレス関連障害(心的外傷後ストレス障害<PTSD>、急性ストレス障害)、過換気症候群

V 皮膚科

湿疹、皮膚炎(接触皮膚炎、アトピー性皮膚炎)

蕁麻疹

薬疹

ウイルス性発疹症(麻疹、風疹、水痘、ヘルペス)

皮膚潰瘍、褥瘡 

W 泌尿器科

腎細胞癌、膀胱癌

尿路結石、尿路感染症

前立腺肥大症、前立腺癌

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